イニョン王妃の一生
1


私はもう少しで死ぬのだろう。
先程から咳がとまらない。
咳とともに口から出るのは大量の血だ。


嫌だ、死にたくない
そんな事は今更思わない。
今までも死んでいた様なものだ。


走馬灯の様に今までを思い出す…
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