重い想われ 降り振られ
真理子と交代し橘がバスルームに入った頃、小林が訪れた。

起き上がっている真理子に、少し驚きながら
「おはよう。起き上がって平気なの?熱は?」
と、真理子の額に手を当てた。

「熱は・・・だいぶん引いたみたいだね。よかった。」

「すみません、なんだかまた心配かけてしまって。」

真理子は小林の持っている食材の入った袋を持とうとして、体を曲げたところで
再び激痛に襲われる。

「無理しないで。大丈夫?とにかく座ってて。」

小林が素早く真理子を支え、ダイニングテーブルのイスに座らせた。

「なんだか昨夜よりも、体じゅうの痛みが増した感じで・・・すみません。」

「怪我って直後だと、緊張してたりで痛みが解りにくいんだ。
だから一晩経ってからの方が、痛みが増すんだよ。無理しないで。」

真理子の頭を撫でつつ、小林は悲しそうに言う。

「髪、切られちゃったんだね。酷い事をする・・・。
今夜僕が綺麗に整えてあげる。僕に切らせて。」
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