殺し愛しませんか?
梶君の、少し温かい掌が私の両手をふわりと覆う。
体温はお互い同じくらいで、体感温度は変わらないはずなのに、胸の奥がなんだかぽかぽかした。


「えへへへ」


「何にやけてんのー」


「なんでもなーいー」


次はにやけ顔を押さえずに、一階への階段を下りた。


「四月でもまだ寒いんだねー、もうマフラーしまっちゃったよ」


「私が梶君のマフラーになってあげようか」


「43キロを首に巻いたら、俺の首が折れますがな」


「体重明かさないでよろしい!!!」


寒さで赤くなった梶君の鼻をぎゅむっと摘まむ。
いたいいたい、と笑う梶君は、心の底から嫌がっていないことを私は知ってる。



右手の中指の傷は、一昨日お家のお手伝いの時に包丁で切っちゃって。


左足首も、梶君は気付いてないかもしれないけど、今日のバスケでのフリースローで痛めちゃってる。


赤い頬は、怪我じゃなくて、私のことを思ってくれてる。



(好き、大好き、大好き、大好き)


梶日向君、あなたのことが、心の底から大好きです。



「梶君、大好きだよ!」


「俺も、大好き!」



ごめんね、君と私の好きはきっと、違う



 



< 3 / 3 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

M乃ちゃんとS君

総文字数/1

恋愛(ラブコメ)1ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
うん、これまたモデルがいますえ。 因みに続き物なのよねこれ。。。 続いたらいいなー
さっそくですけど付き合ってください

総文字数/1

恋愛(ラブコメ)1ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
未編集

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop