おせふんと
「家まで送ってやるよ」
『え、いいのー?』

「ここ左だろ?」
『そう!』

少し歩いて家が見えてきた
『ここ!』

「じゃあ、また明日な」

『ありがとう!ばいばーい』

いきなり顔が近づいてきた
ちゅっ

え、キス?びっくりしたーーーーー!!!

思わず下を向く。

「ばいばい」
頭をワシャワシャにして去っていった。
聞こえない声で
『だいすき』
そう、つぶやいてみる。

すがたがみえなくなるまで
見送った
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