愛しい君に何度でも
2.夏休み

スタート





あれから少し経って、中学と比べて短くなった校長先生の話を右から左へ流すようにあくびをし、ついに夏休みが始まった。



「やっと夏休みだね〜!!」



集会が終わり、ゾロゾロと流れ出てくる人ごみの中でとびきり笑顔な私。

そして、ゆず。



「こんなに暑いのにどうしてそんなに元気なの…」


「え〜だって、夏休みだよ?!」




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