許婚でたまるか!
「っ!!冴木野郎!……じゃなくて、せ、先輩。なんでこんなところにいるんだよ?!……ですよ。」



いつの間にかあたしの隣には赤のユニホームを着た金髪野郎こと冴木ヒロが立っていた!!


「お前と同じチームだったとはな~。やる気が下がるし。」


「なっ!!それはこっちの台詞だッ!!!!このスケコマシ野郎!!!」





ピー、ガラガラ!


《そこ!!静かにしなさいッ!!!》



ゲッ!!


あ、あたし?!!


「す、すいません……。」




アハハハハハ



校庭にはそんな笑い声がドッと響いた。


ちくしょー!!


コイツと居ると本当にロクなことねぇ!!!



「ふっ。馬鹿猿。」


「っ!!!」




こ~の~や~ろ~~~!!!



後でみてろよ?!絶対仕返ししてやるッ!!!
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