許婚でたまるか!
いつかこの冴木野郎の鼻をあかしてやる!!!



あたしは炎天下の中、そう誓った!








自分のチームの席へ戻ると、優子が話しかけてきた!


「美香!さっき開会式でどうしたの?!すごい大声出して……!」


「え……?!あ、あぁ~。まぁ。べつに……。」



うっ…。


優子にも奴との関係を言えないのが悔しい!


「そ、それにしても今日暑いよな~!!」


と、さりげなく話を逸らす!


「本当!今日は一段と日差しが強いよね!日焼け止め塗らなきゃッ!」


と、優子が鞄からチューブタイプの日焼け止め?を出した。


「なんかこれ、高そうだな?」


「実はお母さんのを内緒で借りてきちゃったんだ!」


「へ~。優子は肌が白いから塗っとかないと赤くなりそうだもんな?」


「実はもう焼けてるんだ!ほら、ここ……。」




そんな時だった。
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