今宵、月下の夜に
(愁side)

電話や来店で慌ただしい店を後にした俺が家に着いたのは定時より一時間遅くなってからだった。


「ただいま」


いつものように返事がないであろう言葉をかける。

だが家に入って明かりがついてることに気づいた。


驚いて部屋の扉を開ける。
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