今宵、月下の夜に
嫌悪感に苛まれていると、テーブルの上に咲希の携帯が残されていることに気づいた。

混乱した頭で携帯をとり通話履歴を開いた。


そこには俺の知っている人物の名前があった。

無意識に手が動く。祈るような思いで通話を押した。

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