*・.。*4度目のクリスマス・*:.。.*
ファーストキス。
それは、とても幸せな味だった。
「奈友、大好き」
「わたしも」
仁ちゃんの大きな愛に包まれて、すごくすごく幸せだった。
大好きだった。
初めて愛し合った日も。
「痛かったらすぐ言って。ムリかもだけど、やめるから」
「うん……」
緊張してガチガチになるわたしを、仁ちゃんは優しく愛でるように労ってくれた。
時間をかけて愛してくれたから、痛みにだって耐えることが出来たし。
何よりも、深い仁ちゃんの愛を一身に受けたわたしは、幸せ過ぎて涙が溢れた。