*・.。*4度目のクリスマス・*:.。.*
「俺も。今、すっげえ幸せ」
「えー、“今”だけ?」
わざとらしく頬を膨らませる。
繋がっていたもう一方の手を、ギュッと握って反応を待った。
「バカ。なわけないだろ?いつも以上にって意味だし」
そう言ってわたしの手をギュッと握り返しながら、隣に寝ていた仁ちゃんは再びわたしの上に覆い被さった。
ーードキン
この瞬間、いつもドキドキしちゃう。
下から見る仁ちゃんの魅惑的な顔も、好きで好きでたまらない。