私とメガネくんの秘密のレッスン


「え、待ってよ。
 潤本気でやらかしたの?」



「……お前と一緒にすんな。」



「ちょっと!
 俺だってなにかやらかすほど
 常識かけてないわ!」



バシバシバシッ!

痛い。
隼人は俺の肩を思いっきり叩く。


本当にうざいやつだ。



「ねぇ、潤……」



「避けられてんだよ。」



「確かに彩乃ちゃんは可愛いけど……


 …ってえ、なに。
 本当に避けられてるの?」



そう、あの図書館以来
鈴村彩乃は極力俺と話そうとしない。

レッスンの最中だって
無駄口も叩かず、
スラスラ問題も解いていく。
だから正直家庭教師なんて
必要ないのでは…とも思うほどだ。




「なにしたのさ、
 純粋無垢な彩乃ちゃんに。」



おいおいおい、
そんな疑い深い目で俺を見るな。

さすがの俺だって手ぇ出すほど
不埒じゃねぇぞ…………って




「…あ。」



「やっ、やっぱり
 なにかしたんでしょ?!」



確かに俺は…



「あぁ、
 やらかしたのかもしんない。」



「最低!
 さては密室をいいことに
 襲っちゃったんでしょう?!」



「んなわけねぇだろ。」




本当に呆れるやつだ。









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