私のイジワル王子様
「はー…どうしよ…」

放課後、ぼんやりと歩く。

ゆめは彼氏の橋本くんとデートで
今日は一人で下校か…

ドン!!

「あー、ごめんねー」

ぶつかられ痛む肩を抑えながら振り返ると

げ、三年の先輩達だ。

「小森くんの彼女だよね?早く別れてくれない?」

その中にはこの前、告白していた先輩もいた。

睨み返せば、
「調子乗れるのも今のうちだから」

文句を言い去っていった。
< 32 / 61 >

この作品をシェア

pagetop