恋の調はお宅へと
これしかない!!
「うふふ・・・今日も土方×沖田は最高ですなぁ、りんねちゃんともいい感じだしね。」
 スマートフォンを片手にハンバーガーを口に含みながら一人ニヤニヤと画面を眺める。体育館に響くバスケットボールのバウンドする音を傍らに私、紫部燐(しきべりん)は隅っこで乙ゲーをプレイ中。
「あんた、いい加減そのゲーム止めたら?気持ち悪いわよ。」
 濃いファンデーションとアイシャドウをぬりたくったギャル女で男子バスケ部マネージャーの竹早りりが指摘する。右手にピンクの手鏡の前でリップを重ね塗りしている。
 ふいに、手をとめて一点を凝視する。
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