おいしいチェリーのいただきかた☆
  
近くのファーストキッチンに入ってほっと一息。コーラを飲んで喉を潤す。
 
 
「なかなかいい汗かいたね、小宮」
 
「僕はイヤなカンジの汗でぐっしょりだけどね……」
 
  
あははは。なかなか面白いことを言うね~。
 
 
 
あははは……。
 
 
 
はは……。
 
 
 
 
   
ちょびっとだけゴメン。
 
 
 
「ちょっとやりすぎた?」
 
 
ストローを咥えたまま機嫌を窺ってみる。
 
 
「え? 僕は別に気にしてないよ。比奈さんは僕のためにやってくれてるんだし。むしろ感謝しなきゃいけないくらいだよ」
 
 
咄嗟に顔を上げてフォローしてくれる小宮。
 
ううっ。小宮っていいヒトすぎる。
 
将来、布団買わされないよう気をつけてね。
 
 
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