出会いと別れの季節

隣を見れば、ユウマの優しい笑顔。



夜に見るユウマの笑顔は、また特別だった。



なんか安心感をくれる。




今日5月4日



私にとってユウマは、とっても大切な存在になった。



そして、



今日5月4日



ユウマにとって私は、とっても大切な存在になった。




日記帳にそう記した私は、



自分の部屋の片隅の置いてた手鏡を手にした。




そして、まだ少し痛む傷口を指でそっとなぞった。




ユウマと一緒に転んで出来た傷。




「二人は、繋がってるんだ。」



にこっと微笑み、私は満足気にお風呂へとむかった。





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