君は俺のもの
俺の女






「ねぇねぇ! 海斗(かいと) これ見てよ、可愛いよね??」




そういって芹那(せりな)が見せてきたのは 柴犬の写真






「あー、かわいいな」


テキトーに返事を流す

でもこういうところに気づくのがこいつで・・・





「思ってないでしょ??

てかさっきからケータイしか見てないじゃん!」



「そんなことねぇって」


「ううん! そんなことある!」




そういって 向こうを向いてしまう

はぁ・・・ 仕方ねぇ。


「ごめんって。 なぁ、こっち向けよ」



そういって俺はあいつの顎に手を持っていって
無理やりこっちをむかす



「っ///」


もうすでに顔を真っ赤にしている芹那

ほんとに 単純




「怒んなって。な??」


優しく語りかけてみる


すると



「わかったよ//」


そういって笑ってくれる



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