Je te aime ~愛しき人よ永遠に~

元木さんが大きなkawasakiのバイクのキーをかけて、駐輪所から出てきて私を見ていった。
『俺等アッチにバイク停めてっから、先に春海と行ってて。』

すると、春海さんが優しい声で私に言った。
『一緒に行こう。こっちだよ。』


私は春海さんと先に閉店した建物の少し広い場所に一足先に行きながら話をした。

『あの…。春海さんは元木さんの彼女さんですか?』


すると、春海さんは少し照れながら答えた。
『うん。付き合ってるよ。』
ニッコリ笑った顔は大人の女性の微笑みで素敵だった。


膝丈位の段差に腰かけて、皆がバイクを押して来るのを待った。
ズラリと並んだバイクを眺めるのは、凄く嬉しかった。

KAWASAKI、SUZUKI、YAMAHA、HONDA車種も様々で私は目を輝かせた。
憧れのバイクがズラリと並んでいる。


すると、男子達がめいめいのバイクのエンジンやマフラーの話を始めた。
私はウズウズしていた。
あの輪に入りたい!


すると、今ちゃんが私の方を向いて手招きしている。
私は喜んで走って行った。

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