Je te aime ~愛しき人よ永遠に~

私は2人がバイクで走り出すのを見送った。
テイルランプが見えなくなるまで。
そして家に向かう途中文のことを思い出していた。

背がすらっとして、何より文と出逢えた事に緊張どころか懐かしさで、抱きつきたい気持ちが込み上げた自分の言葉にできない感情はどうしたらいいのか。


これが恋なのかな?
違う。恋じゃない。何だろう?


答えが出ないまま、家に着いてしまった。私は軽く溜め息を着きながら、ドアを開けた。
そこには母親が立って私の帰りを待っていた。

『今まで何してたの?!』
やっぱり疑問符じゃない、その言葉に私は聞くのもウンザリしていたので、母親の横をすり抜け自分の部屋に急ぎ足で入って鍵をかけた。


今夜だけはそっとしておいて欲しかった。
文に対する初めての感情を私は自問自答したかったから。
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