Je te aime ~愛しき人よ永遠に~
私達は違う場所で、同じ時期に同じ経験をしていた。


文も私と同じ時期に離婚をし、同じ時期に違う人と出逢い、そして同じ時期に再婚をしていた。


ただ違ったのは、文は再婚した人と子供を設けていた事だった。


文がポツリと言った。
『実はアヤが電話をしてきた日、奈穂子からも電話があったんだ。』



私は全身に電流が流れた。





もし、神が居るとしたら、なんて嫌な奴だろう。




< 81 / 87 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop