ぶきような想い

交渉。そして条件





またしてもシオンのお父さんにお会いするとは思わなかった

そしてまたしてもこの緊張感




誰が最初に口を開くか…


そんな戦いでもあるような気がする







でもそんなのをぶち壊したのはシオン











「俺とアンジュリナさんはお互いに婚約をしないと意志が一致しました。
俺はこいつ…夏歩と婚約します。」











え!?婚約!?


聞いてないよ??


や、まぁ素直に嬉しいしいいんだけどね♪






でもやっぱりシオン父はそれを素直に認めてくれるわけもなく…











「なんだと?
アンジュリナさんを説得したんじゃないだろうな」





「ちげぇよ!アンジュリナさんが言ったんだよ」











シオンはチラッとアンジュリナさんを見る











「ホントです
ワタシにもオモイビトがいるのでコンヤクできません」





「あなたの父親は認めているのですか?」





「さきほどオデンワしました
そのさいにワカッタといってもらえました」











アンジュリナさんが言うと説得力があるなぁ…




そして今度は私に鋭い目が来る











「お前みたいな庶民が跡取りの妻など出来るのか?お前が思っているより大変だぞ
私も妻にさんざん迷惑をかけたし、相当大変な思いをしていた」











ここまできたら

私は覚悟は決まってる





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