ぶきような想い

卒業





本当に月日が経つのは早い

ついに明日が卒業式になってしまった


特にこの1年は早かった



きっとこれで最後になるだろう3人での帰り道を一歩一歩踏みしめて歩く











「なんかあっという間だったなー!
昨日入学してきたばっかりな気がする」











私はいたって真面目に言ったのに
二人はクスクスっと笑う











「流石にそれはないわよ」





「えーっ!美香はそう思わないんだ!!」





「思わないね」











ちぇー血も涙もないやつめーーーー笑"











「でも楽しかったなぁ♪
詩音二人と仲良くなれて本当に良かった♪」











さすがことちゃんっ!

涙誘うようなこと言うね♪











「あ、私も詩音と仲良くなれてよかった」





「私もだよっ♪」





「夏歩とはもういいけどね」





「どういうことよ!!」











せっかく人がうるうるしたのに美香はこんな時でも私への態度はドライなんだからっ!











「嘘よ
夏歩とも詩音ともこれからもずっと仲良しでいたいと思ってるよ」











え、美香…泣











「美香ちゃん…詩音もだよー!」





「美香ぁぁぁ!」











思わずことちゃんと二人で美香に抱きつく





まさか美香がそんなこと言ってくれるとは思わなかった





嬉しすぎて本当に泣きそう





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