ぶきような想い



お兄ちゃんの部屋を開けると漫画本を読んでるお兄ちゃんが振り向く









「なんだ?」





「お母さんとお父さんどうなるの?」





「しらね〜
特に興味無いからなぁ」










興味ないって!!

家族のことなのに!!




まぁもともと何かに興味を示すような人じゃないけど
流石に血も涙もなさすぎる!!










「二人なんか話し合ってなかったの!?」





「ん〜、離婚の話してたな」










あ、お兄ちゃんもやっぱり動揺してるんだ



かすかにだけど落ち着かない様子だ











「そ、そんなっ!!
そんなの嫌だよ!お兄ちゃん平気なの!?」





「別に。俺父さん嫌いだから」










確かにお父さんはすごく厳しい


それにすごく怖い




そりゃ嫌いかもしれないけどそんなの絶対おかしいよ!!










「そんなの嫌だ!!
ばかっ!みんな大ッ嫌いだ!」










こんなギスギスした家もう嫌だ!




私は迷うことなく家を飛び出した





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