ぶきような想い
「な、なに?」
「こいつどうにかして」
こいつと呼ばれたさっき断られ続けてた人は
あからさまに顔をムッとさせる
「私はこんなブス女に興味無いの!
シオンに話しかけてるのよ!」
ぶ、ぶすですと!?
や、まぁぶすだけどさ…
そんな面と向かって言われたら悲しくなるよ!
「あ?だからお前が夏歩に言ったように
俺もお前に興味ねぇの」
し、シオンさん?
そこまで言うと彼女泣いちゃいますよ?
すでにうるっとしてますよ?
「シオンくんのばかっ!!
このぶす女覚えときなさい!!」
そう言ってその子は去っていった
ぶすぶす言われなくてもわかってるっての!!
「ってかシオン!
あんたのせいで目つけられたじゃん!」
たしかあの子派手目なグループの子だったよね
「んなことどうでもいい
何かあったら俺がなんとかするから
な?」
何その
な?って!!
私の心臓を破壊しようとしてるの!?
まったく…
でもね、決めたんだ!
私はもう好きって本当に次告白する時しか言わないって