意地悪なキミの好きな人



部活の時間になるとさらに真美ちゃんの様子は変だった。



「うふふふっ…」



美術室に近づくにつれ、多くなる怖い笑い。



本当何があったの?



美術室に入ると真美ちゃんは先輩のもとに一目散。



「如月先輩ぃ、ちょっといいですかぁ?」



いつもはクールビューティーと呼ばれてる真美ちゃんが……。壊れちゃった!



先輩は不審そうにしながらも真美ちゃんについていく。


2人は美術室を出て行った。



「うー……」



何をやってるんだろう、2人は。



気になってついて行きたいけどそんなことはしてはいけない。



すごく気になる。

だけど……我慢だ。


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