意地悪なキミの好きな人




「今日はサンキュー。わざわざ時間をとって話してくれて。」



そう言って如月先輩は私に背を向けて歩き出した。



私……余計なお世話だったよね……。



なんだか急にそう思えてくる。



「ごめん、美桜。」



如月先輩には謝る気にはなれないけど、

本当、ごめんなさい。


これは2人の問題よね。



ハァ、とため息をついて私も部活に戻った。



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