手品師
夜になっても、僕はさっきの光景が頭から離れなかった。

どういうトリックなんだろう?
トリック…あるのかな……

有り得ないけど、僕は真剣に、魔法でも使ったんじゃないかとか、バカな事をチラッと考えてしまってた。

だって…
それくらい、忽然と、なんだもん。

明日もいるのかな…?

いて欲しいような、いないで欲しいような…。

僕は混乱したまま、とりあえず流れに任せる事にして、早々にベッドにもぐりこんだ。
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