裏切りから溺愛くんに出逢いました。
まだ学校には早い時間。

「いや、蘭さんがしんぱいだったんで…」

ポリポリと頬を人差し指でかきながら照れくさそうに横を向き言った彼。

可愛い。

「ふふ」

思わず漏れた笑み。

だってこんな可愛い深月初めて。

いつもはチャラっと見えたりカッコよくみえたりするからね。

貴重だぞこれは。

「うっせ、早くなか入れさせろ」

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