君に出逢えた奇跡

私、野々宮 美空【ののみや みく】
高校に入ってすぐ出来た彼、ヒロトと2年半付き合った高校3年の11月呆気無くフラレた。


原因?


わからない。


「俺達、別れよう。」


ヒロトはそれ以上
何も言ってくれなかった。


「イヤだ‥」とか「何で?」なんて
言えなかったし聞けなかった。


溢れる涙を必死にこらえるので精一杯だった。


でも‥
どうして私はあの時
泣いてしまわなかったんだろう。

イヤだって泣けばよかった。


そしたらヒロトは
考えなおしてくれたのかな?



< 2 / 96 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop