逆らおうと思わない
押し迫って来た暮れの寒い夜
大きく開かされ、スルリと剥ぎ取られる。

私は思わず息を飲んだ。

「へぇ…白くて柔らかそうで…綺麗じゃない」

畠山君はそう言いながら、私の反応を窺った。

すぐには手を出さない。

こうして言葉を並べ立て、私を煽る。

薄暗い部屋の中、赤い蝋燭に火を点けながら、私を照らす。

ぼんやりと薄明かりの中で映し出される私の顔は、上気して火照っていた。

< 1 / 7 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop