誰よりも



誰よりも、誰よりもあなたを想って…
あなたを一番に想っているのは、わたしなのっ!


わたしは、知らぬうちに彼に電話をかけていた。
彼は、ワンコール目で電話に出た。

「もしもし…?」

『もしもし?どうした?急に電話なんて…。
もしかして…俺から返事来なくて寂しかった?』

彼は、笑いながらそう言ったの。
彼にとって、わたしにとって、これが愛ある会話。
わたしが寂しかったと言えば良いの。

普段ならそうなの。


でも、今は、違うのよ?



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