わたし、あなたのこと諦めます。


「あ……」


「あの日瀬奈が倒れて、瀬奈の傍に居ちゃったから如月が…。」


「違う違う!あれは私がさっさと帰れば良かっただけだし、事情が事情だったから仕方ない事だよ!」


藤田くんは首を横に振って


「すごい心配だった。如月が倒れたって聞いて、すっげぇ如月の所に行きたかった」
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