わたし、あなたのこと諦めます。


そう後悔しながら席に座った。


すると、隣の席の何くん?


あ、名札に篠原って書いてあるから



篠原くんなのかな?が、



「ユーホーキャッチャー得意なんだ……クク……可愛いね」



え!?


可愛いですとっ!?


「とんでもないです!」


「如月さん、よろしくね」


「え?あ、はいっ!」

「あ、同い年なんだから敬語は無しで……ね?」



こ、これは……


ね?って言う時の爽やかな笑顔が素敵ですっ!


すごく美形な顔立ちしてるなぁ


ま、でも


藤田くんには負けるけどー


「俺、篠原直輝(シノハラナオキ)」


「あ、如月紗耶ですっ!」


「うん……知ってる」


あ、そっかぁ

今、自己紹介したばっかりだ


「あと、ちゃんと敬語やめてよ?」


「あ、もちろん!」


「よかった」


笑顔が


ま、眩しいっす
< 76 / 553 >

この作品をシェア

pagetop