わたし、あなたのこと諦めます。
そう後悔しながら席に座った。
すると、隣の席の何くん?
あ、名札に篠原って書いてあるから
篠原くんなのかな?が、
「ユーホーキャッチャー得意なんだ……クク……可愛いね」
え!?
可愛いですとっ!?
「とんでもないです!」
「如月さん、よろしくね」
「え?あ、はいっ!」
「あ、同い年なんだから敬語は無しで……ね?」
こ、これは……
ね?って言う時の爽やかな笑顔が素敵ですっ!
すごく美形な顔立ちしてるなぁ
ま、でも
藤田くんには負けるけどー
「俺、篠原直輝(シノハラナオキ)」
「あ、如月紗耶ですっ!」
「うん……知ってる」
あ、そっかぁ
今、自己紹介したばっかりだ
「あと、ちゃんと敬語やめてよ?」
「あ、もちろん!」
「よかった」
笑顔が
ま、眩しいっす