推定借金5000万円!?~潜入先はホストクラブ
そんな日の帰り道だった。
もう、魚将に寄る元気なんて無い。
美味しいチーフのご飯も無い。
そんな気持ちを後押しするように降り出した雨。
それを避けるように近くのシャッターの下りた店舗の前で、膝を抱えて座り込んだ。
「辛いよ……」
バシャバシャと跳ねる水音の中、庇いきれない雨が全身を濡らす中
声が聞こえたような気がした。
たった一週間なのに、懐かしく感じる声は……。