黒色女子を個人授業
この状況で任せるって……

どんなムチャ振りしてくれんだよ、アイツ!

むしろ俺は腹が立った。


切なそうに玄関を見つめている天野に、俺は謝るしか思いつかず

「……ごめん、なんか追い出しちゃったみたいで」

「ううん、ごめんね、わざわざ来てくれて……」

何故か彼女まで申し訳なさそうに謝る。


大城さんが俺を見て慌てて帰ったってことは、何かやましい気持ちがあるってことだろうか。

引け目を感じているのか? 社内恋愛だから……?


まぁ、聞くまでもなく土曜の真昼間にスーツ姿でここにいるってことは、一晩過ごした後だろうけど。

嫌な想像が頭の中で膨らむ。
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