青空の下月夜に舞う
響は、少し考える様に下を向いたけど。
直ぐに合わさった視線。
「俺、お前が気になる」
まさかの答えに息を飲んだ。
見つめ合う視線。
漆黒の瞳に写る、目を丸めた自分。
「可哀想、とかよりも。周りは関係ねえ、って顔しながら、構って欲しそうで。なのに人を寄せ付けようともしねぇ」
「……ぁ、」
「ビビってるくせに、強がろうとして。頼っていいってサインも。気付いてるくせに気付かねえ振りしやがる」
話してるのは、きっと隼人を庇った日。
車に乗るのを拒否した事だろう。