偽フィアンセは次期社長!?
「えーーー…………っと、助けていただき、本当にありがとうございました、では!!!」


何となく、今まで掴まれていた手首をもう片方の手で覆いつつ、後ろに下がる。


大丈夫、あっちも半信半疑だったし、


そもそも聞き間違いで『赤ずきん』なんて言っていないかもしれないし。


聞こえなかったふりが、一番!!


幸い、あたしとこの人、部署も違うし。


さりげなーく、スルーで。




ぺこっとお辞儀をし、急いで自分のフロアーに戻る。



ああもう、なんだなんだ。
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