偽フィアンセは次期社長!?
勿論、その事はオオカミ課長には言っていない。


ごく、普通の通勤服のあたしと高村さん。


そして、もじもじ女豹の月菜ちゃん。


異質な3人で、世間話をしながらロビーにて、待つ。


これなら、どこで待とうがどんと来い。


どこに行くことになろうとも、どんとこい。


あたし、天才!!!


二人っきりなんて言ってないもんね。



二人でいて、変な噂をたてられても困るし、

この間の続きで何か脅されても困るし。


月菜ちゃんが、ばっと手を上げる。


「あ、課長~~ぉ、こっちです~~~ぅ♪」


さっきよりまだ高い音が出るのか!!


……同じことを思ったらしき高村さんと顔を見合せ、苦笑いをする。
< 94 / 347 >

この作品をシェア

pagetop