今日もイジワルでわがままな虎先輩に振り回されてます。
息を止め深く息を吸い込むと目を擦り虎先輩を見ようと思うんだけど直視できなくて顔を下に向ける。
「...お前にやろうと思って渡すの忘れたたんだ」
虎先輩の手の上には、四葉のクローバーがモチーフのキーホルダーが乗っていた。
「これ...」
河合先輩が同じの持ってた。きっと2人で選んだのかな...遠くから見ても2人の姿は目立つよね。だってお似合いの美男美女だもん。
「やるよ」
「要らないです」
「はぁ?オレがやるなんて100年に1度あれば良い方なんだからな」
「先輩は17年しか生きてませんけど」
「イヤミが言えるなら心配するほどないな」