今日もイジワルでわがままな虎先輩に振り回されてます。


唇が5㎝手前

ダメ!


目をギュッ閉じ唇を固くする。


悪魔

イジワル

最低


先輩なんてキライ絶対キライです!


「虎~」


保健室のドアが開き誰かが虎先輩を呼ぶと力が緩んで、その隙にベッドから飛び下りた。


「虎先輩の変態!」
「そんなオレが好きだろ」


ニヤリと笑う虎先輩を背にすると外されていた2番目までのボタンを閉め急いで教室へ走って行く。

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