君と見る未来

席替え終わったから帰っていいかなぁ？



「帰っていいと思うぅ？」


里奈「まあ、いいんじゃない？

　　　他のクラス帰ってるし」


「じゃあ帰ろっか」


里奈「そうね　帰りましょっか」




in校門


里奈「琥珀って彼氏居る？」


「ん？ん～　居ないよぉ？」


里奈「なんで考えたの？」


「なんとなくぅ？

　里奈はぁ？」


里奈「なんとなくって

　　　あたしはもちろん居るわよ！

　　　付き合って3年目よ！

　　　ちなみに同じ学校の2年」


「そうなんだぁ

　それじゃあ彼氏待ってるんじゃないのぉ？」


里奈「え？あ！そうだったわ

　　　ありがとう！それとごめん」


「いいよぉ

　それじゃあまた明日ぁ」


里奈「ありがとう

　　　うん！また明日」



結構里奈と仲良くなった気がするぅ


なんか嬉しいなぁ



ドン



「いたぁ　あ、ごめん」


男「どこ見て歩いてんだ　あ"あ"？」


「えっとぉ　一応前見てたぁ」



男「あ"舐めてんのか？

　　1年が2年にそんな口聞いて...ヒィ！

　　西蓮寺さん？ど、どうしたんですか？」


「え？竜？」



なんか顔怖い？



竜「おい、これ俺の

　　お前喧嘩売ってんのか？」


男「え？い、いえ

　　めそうもございません！！」


竜「失せろ」


男「は、はい！！」


「僕、竜のじゃないよぉ？」


竜「ん？ああ　そうだな

　　友達できたか？」


「うん！里奈って言う子ぉ」


竜「里奈？北条　里奈か？」


「うん！そう

　知ってるのぉ？」


竜「ああ、まあな」


「そっかぁ」Prrrrrr Prrrrrr


竜「電話鳴ってるぞ？」Prrrrrrr Prrrrrrr



「え？あ、ほんとだぁ Prrrrrrr Prrrrrrr

えっと..........ん？ Prrrrrr Prrrrrrr

んーーー。Prrrrr うるさい

ふぅ　静かになったぁ」


竜「.......」


「あ、竜！ところでこれなにするやつぅ？

　ってどうしたのぉ？」


竜「知らないのになんでもってんだ？」


「夢海に持っていけって言われたから持ってるぅ？」


竜「そ、そおか

それは電話するやつだ

こおやってこおやってこおやるんだ

俺がかけるからさっき教えたやつ押すんだぞ」


「わかったぁ！」



Prrrrr Prrrrrr　ｯﾋﾟ


「えっとぉ」


竜「分かったか？」


「す、すごい！こんな薄いやつで

電話ができるなんてぇ！」


竜「じゃあ切るぞ」


「うん！」


ｯﾋﾟ


竜「あ、LINEっていうアプリ入れたから

　　使い方はさっき説明したみたいに

　　こうやってこうやるだけだから

　　じゃあ、俺入れてみ」


「えっとこうやってぇ

　あ、できたぁ！

　あ、竜の写真あるぅ」


竜「写真ならこれでってなんもねぇーな」


「さっきまで使い方しらなったからぁ

　あ、竜一緒に写真撮ろぉ！」


竜「な、なんで俺が」


「いいじゃんいいじゃん！

いくよぉ～はいチーズゥ」トン　カシャ


「あ、眼鏡...よいしょ

　写真写真あ！竜横向いてるぅ～！！」


竜「だって急だったし」


「まあ、いいやぁ」


竜「駅こっちだからまた明日な」


「うん！また明日ぁ」