普通な恋がしたいっ!
「ふ、ふざけるな。何故私は初めて会った神谷命のような得体の知れない野郎とつきあわなくちゃならない!!」








「だからっ、ぼく殴ったらバチ当たるっていってんじゃん。」









「す...すまない...がっ!訳が分からない!私は入学式に行こうとしよう。」








直ぐ様、ベッドを降りて、保健室をでようとしたが、腕に冷たい感触を感じた。





神谷命の手は、








思った以上に冷たかった。










「いかないでよ、彼女さん。」










「なっ?!」









「僕とさ~、楽しいことしようよ!」










「全面拒否。」










冷たかった手を暖めたかったが、










私はふりはなしてしまった。










桜の花が風もなく、ただただ散っていった。










「ほっほう。面白そうだな。」







「黙れ。天狗ごときの鬼塚さんよ。」









「鈴木みゆ、か。」









「もしもし、?さえちゃん?俺らさぁ、」









ーーーーーーワカレヨウーーーーーーー








私はそんな会話があったのを知らないーーーーー。















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