うめずきんちゃん
うめずきんちゃん
むかし むかし なかよしむらに いつも おかあさんがつくってくれた うめいろの ずきんを かぶっていたので『うめずきんちゃん』とよばれていたかわいいおんなのこがすんでいました。
あるひ うめずきんちゃんは おしろに すんでいるおひめさまのパーティーにおよばれしたので おかあさんにケーキとおはなをもっていくよう いわれました。
うめずきんちゃんが おしろにむかう とちゅうに きれいなおはなを つんでいると むこうから すこ〜し いじわるなおおかみが うめずきんちゃんのところにやってきました。
『うめずきんちゃん!な〜にしているの?』
すると うめずきんちゃんは
『おひめさまにあげるおはなをつんでいるのよ、おおかみさん』
おおかみは それをきいて こころのなかで…
『よ〜し それなら おひめさまを…うっしっし〜』
おおかみは なにやら わるいことをかんがえているようですよ。
おおかみは
『それじゃ〜うめずきんちゃん ゆっくりと おはなをつんでおいで〜』
といって いそいでおしろにはしっていきました。そのころ おしろの おひめさまは
『パーティーまで じかんがあるから おひるねをしましょう』
といって ベットでおひるねをすることにしました
すると コン コン コン…
『だ〜れ?』
『わたしよ!うめずきんよ』
おひめさまは うめずきんちゃんだと おもったので
『かぎがあいてるわよ』と いって なかに いれてしまいました。
すると なかに はいってきた おおかみに…
『がお〜!いただきま〜す!!』
とうとう おひめさまは おおかみに たべられてしまいました。
おおかみは おひめさまの ふりをして うめずきんちゃんをまつことにしました。
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