care~男嫌いな私とアイドルのあいつ~








パシャパシャ







カメラのシャッター音に合わせて
ポーズを変えていく空。






ほんとプロってスゴいなあ。






周りの大人もカメラや美術品さえも
その雰囲気を出してて




ただただ凄いしか出てこない!!







「あ、美咲ちゃんじゃーん!!」




「柊くん!と天月 隼人くん!」








スタジオに入ってきたのは


可愛い男の子と
茶髪をゆるく巻いてる男の子。






「美咲ちゃん制服じゃん!可愛い!」





「ありがとう!」






芸能人に言われると凄く嬉しいっ





そしたら天月くんがえっとーって
感じで口を開いた。




「はじめまして!じゃないね!
 こないだ楽屋にいたか!!

 本名は宇多野 竜だよ、
 芸名でも本名でも好きな方で呼んで!」




「じゃ、天月くんって呼ぶね!

 私のことは美咲でいいよ!!」





「よろしくー!」






天月くん見た目クールそうなのに
話してみると明るい人だった。


 
そのあと三人でいろいろ話してたら
careのメンバーじゃない、でも
凄くオーラがある男の人が
スタジオに入ってきた。






「げー!あいつ間違えてcareの
 スタジオ入ってきてんのー!
 アホだなー。
 もう空が気づく前に出てけよ」




「誰?」





私があの男の人を見ながら
ふと聞いてみた。






そしたら2人ともびっくりした顔!






「え!知らないの!?
 ”fleur”って名前のアイドルだよ!
 でー、俺らの公式ライバルでもある」







ら、ライバル…




     チョウノ タキ
「あいつ、蝶野 瀧には
 近づかない方がいいよ。」




「ま、でも接触ないでしょ。
 美咲ちゃんのバックに空いるんだし」






あの二人の間になにが
あったんだろう。








私はポーズを決めながら
微笑んでる空を見ながら思った。






< 113 / 157 >

この作品をシェア

pagetop