冷酷男子の溺愛
────つもり、だったのに。
彼の目は、凍った。
まるで、出会った日、この世界の女子全員を軽蔑していたような、何かを諦めたような目をしたあの日に、戻ってしまった。
優しさのカケラもない。冷え切った、霞んだ、目で。表情を何ひとつ変えないまま、キミはまたひとつ、笑った。
「なに、それ?」
わたしの腕を跳ね除けて、冷え切った目を向けられる。
「── ─── ─」
全身から、力が抜けた。
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