冷酷男子の溺愛
ナミはナミで、何を言うわけでもないけど、授業開始のチャイムが鳴っても、黙って隣にいてくれている。
「ゆっちゃん、ナミ、そろそろ教室戻らないと」
「え?まだ、ここに居ようよ」
わたしがまだふたりと一緒にいたい気持ちがが顔に出てたのかな。
ふたりはわたしの気の済むまで、一緒にいるよ、と言った。
わたしは昔から悩みを相談するのが苦手だった。
自分の気持ちを、相手に知られることに抵抗があった。
だから、ずっと、ひとりで泣くほうが楽、だと思ってた。
……でもこの2人は、別格だね。
わたしの気持ちを常に考えてくれて、なんの飾り気もなく、素の自分でいられるから。
話してよかったって思うよ。