ふたりでひとつ

共同生命。
俺は芽衣がいるから俺がいる
どんなことがあっても…


放課後。
生徒たちは部活するか帰るか。
その二択にわかれる
俺は部活、芽衣は帰る。
いつものように放課後部室に向かう。

グラウンドの部室が並んでいる
右端からサッカー部の部室だ。
他の部活よりも比較的部員が多いため
部室は多い方。

部室で着替えて部活をする
サッカーは好きだ。
でも嫌だ

「あーすーかー準備遅いよ!!」

「…名前、呼バナイデクダサイ」

「いーじゃん!!
てゆか今日家来ないー??
親が今日いないんだよねー♪」

「イキマセン、伊藤センパイ」

作り笑いで微笑む
興味ない、
芽衣じゃないから

サッカー部にはマネージャーがいて
伊藤奏(イトウ・カナデ)高校3年だそうだ

一度告白してきたが
あっさり振ったら
諦めないからといいだして
アピールしてくる
嫌いだ

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