「やまない雨はない」という正論が嫌い







明けない夜はない










やまない雨はない










それは確かに事実だけど









僕らが知りたいのは










雨が降ったときに








夜が来たときに












僕らを受け入れてくれる














家があるのかということ












暖かく迎えてくれる











居場所があるのかということ












僕らが本当に欲しいのは











僕らが心底願うのは












時間が解決してくれるなんて














そんな正論ではなくて



















間違っていても良いから














僕らを受け止めてくれる















確かなぬくもり











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9月22日 早朝7時15分  起床 天気は快晴。昨日の雨が嘘のようだ。 日差しは強いが、暑過ぎることなく程よい。 小鳥のさえずりも耳をすませば聞こえてくる。素敵な朝。 朝食は軽く食パンとコーヒー。 食べ終わるとパジャマを脱いでスーツを羽織る。右手にはカバンをたずさえて。 時計の針は8時15分。玄関で靴をはいて扉を開ける。 すると目の前には一人の少女。 少女は顔はズタズタに引き裂かれ、両の腕の骨はありえない方向に曲がっている。 その顔はニヤニヤと薄ら笑いを浮かべて、僕の家の玄関先で立っていた。 何事もなかったかのように扉を閉めて、鍵をしめた。 そして首をかしげる。 おかしいな。 何でだろう。 今の女の子は昨日確かに。 僕が殺してやったはずなのに。 ※この作品にはグロテスクな描写だけでなく、胸糞悪い展開もふんだんに含まれております。
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