唯一の純愛
こんな事もありました。

懲りずにまた死のうと覚悟を決めた直後、普段は連絡してこないような知人から、LINEが届きました。

その後どうしてる?
短い文章でしたが、私の事を心配してるのだとわかる文章でした。

私はまた生かされました。

妻が守りたかったもの、妻の夢、何一つ守ることができず、泣き言ばかりの私なのに、それでも妻は私を生かそうとしてるのでしょうか。

もしかしたら、妻が一番守りたいのは、私自身なのかも知れない…

死への恐怖から偶然をこじつけてるだけかも知れない。
死ねない事への言い訳をしてるだけかも知れない。

答えを見いだせないまま、私は今日も生きています。
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