唯一の純愛

2015年1月5日追記

今日、息子に会えました。

本来、私は血縁者でもなく、籍も入れていなかったため、法的には赤の他人です。
息子と会う権利はないのですが、児童相談所の方の配慮のおかげで、会うことが叶いました。

妻の遺志を汲み、生前の妻との約束通り、施設での更生プログラム、及び発達障害の治療に専念できる環境に置いてくれるとのこと。

私自身、妻の最期や生前の想い、そして私の想い、伝えるべきことは伝えることが出来ました。

離婚した妻の両親は相変わらず揉めているようで、そのゴタゴタに巻き込まないためにも、今は施設に入るのが最善なのだそうです。

この先、私がどこまで息子に関わっていけるのかは解りませんが、あいつが成人して、自分の足で歩き始めるまでは、見守っていければと思っています。

そしていつか、あいつが大人になった時、ここに書いた妻の人生を、話して聞かせてやれればと思います。

私にとってあいつは、可愛い一人息子であり、妻の生きた証であり、妻の分身なのだから。
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